グッジョブWOMEN編集部の滝川可憐です♪
長年この仕事してると、様々な痛客(イタ客)に出くわします。
マニアックな性癖、斬新なフェチ…それはそれは凄いです。
面白いのが、殆どの場合、それらを彼女や奥さんは一切知らないって事。
お互いに素性を知らない者同士だからこそ、曝け出せるのよね。
今回は、今までに私が出会ったり、人から聞いたりしたものの中から、特に印象的な風俗の変客を紹介します♪話のネタにでもどーぞ♪
(【8】以降は聞いた話)
目次
【1】ソープでヌードデッサン
女の子を裸にさせといて、それを見ながらオナニーする客はよくいるんだけど、それの進化版。そのお客は、部屋に入るなりいきなり「絵描いていい?」と聞いてきて、私があっけにとられるていると「写真じゃないから大丈夫だよね?」と早口でまくしたて、カバンからいきなりキャンバスと鉛筆を取り出しました。
ここをヌードデッサン教室かなにか勘違いしとりゃせんか?と思いつつも、まあ、つっ立ってるだけで金貰えるんなら楽チンかなとOKすることに。全裸になり腰に手をあてて上の方を見るように指示され、生まれてはじめてのヌードデッサンモデル(笑) ソープランドの個室に響き渡る鉛筆の音w
しばらくすると、絵が完成。ほぅなかなかよく描けている。自称:美大生は、どうやらウソじゃないらしい。でも何か様子がおかしい…よく見るとそのお客は下半身ハダカ…、そして下に敷いてあるバスタオルには見慣れた白濁液が…。なんとこの客、ヌードデッサンしながらオナニーする性癖の持ち主なのでした(笑)
【2】48手を全て試したがる男
立ちバックとか松葉崩しとか、ちょっと変わった体位やりたがる人は多いけど「SEXの48手を全部やりたい」って言われた時は、さすがに引いたわよね(汗) 男の勲章みたいなものなのかしらね?目をキラキラ輝かせながらお願いされて、しゃーなしにOKすることに。
ご丁寧に「図解解説48手」みたいな本まで買ってきてて、それを見ながらプレイ開始。「じゃ、まずは寄り添いからだね」と言われ、「え?寄り添いって体位じゃないじゃん」とツッコミながらも、本を見るとホントに書いてある。この時に初めて知ったんだけど、48手って体位だけじゃなくて前戯も含まれてるのね。
順番に前戯をいくつかして、いざ挿入。何回か体位を変えて女性上位になった時に、面倒臭くなってきたから、そのまま感じてるフリして猛烈に腰動かしてイカせる作戦に。これが見事成功。結局48手どころか、15手くらいでフィニッシュ(笑) くやしそうにしてたけど、こっちの事も考えろっつーの(怒)
【3】キスすらできなかった客
金曜の夜に写真指名で入ってきたサラリーマン客。スーツ姿で、いかにも仕事帰りって感じ。明るく元気で好印象。服を脱いでる時に携帯が鳴った。見ると、画面を見ながら口をへの字に曲げている。上司からだろうか?渋々電話をとった。
「はい…その件に関しましては…申し訳ありません…ええ…完全に僕のミスです…わかりました…早急に対処します…」
上半身は裸、下半身はパンツ一丁と靴下だけという異様な出で立ちで、見えない相手にペコペコ頭を下げながら5分ほど謝り続けた後、
「というワケで、急用ができたので帰るよ」
と、そのまま帰っていった。
わずか5分で120分ぶんのバック(5万円)GET♪
あれ以来、スーツ姿の客が来ると、同じことが起きないかな~と期待してしまう私(笑)
【4】来店する目的が不明な客
どこの風俗店でもそうなんだけど、女の子のタイプによって、若い客ばかり付く嬢、年寄り客ばかり付く嬢、M気質客ばかり付く嬢、みたいにかなり偏りがある。私はどちらかというと、30~40代の働き盛り世代が多い方なんだけど、数年前に推定年齢80歳くらいのお爺ちゃんについた。
何が凄いって、まず杖なしじゃ歩けない。待合室から個室まで行くのも支えながらだから一苦労。もちろん脱ぐのも1人じゃ無理。浴槽を1人じゃまたげない。さらに1人じゃ立ち上がれない(笑) 風俗というより、まるで介護。「お願いだからこの部屋で息絶えないで」って思ったわよね(笑)
なんとかベッドに入ってプレイ開始。ソープに来るぐらいだから下半身は元気なのかと思いきや、ぜんっぜん勃たない。何してもピクリともしない。はい?仕方ないからマッサージとか添い寝して時間を潰すことに。その後、毎月のように来るんだけど毎回同じ調子。未だに何しに来たのか分からない(笑) 俺はまだまだ現役だぞ!って思いたいのかな?
【5】ありえない勘違い客
ソープランドって、店の看板に「ソープランド」って書いてあるワケじゃないから、たまに勘違いしてくる客がいる。新宿のお店で働いてた時のことなんだけど、ヘルスと勘違いしてるのかプレイ中に「入れちゃダメ?」とか聞いてくる(笑)
「は?ここソープだけどw」と大爆笑したい気持ちをグッッッと抑えて「え~どうしようかな~」とジラしてみる。「お願い!絶対また来るから!」とかお約束の粘りがはじまる。「う~ん、じゃいいよ」と渋々OK。挿入の瞬間、久々のHっぽいフリをしてみる。「ゆっくり入れるからね」とか気を使ってくれる(笑)
で、終わった後にネタばらし。2人で大笑い。予期せぬ爽やかドッキリ。ま、ヘルスで本番できた優越感を一瞬でも味わえたからいいでしょ(笑)?
【6】本指名の田中さん
ある日のこと。ボーイさんから「本指名の田中さんです」って言われてご案内。田中なんて死ぬほどいるからどの田中さんだろ?なんて思いながらご対面。開口一番「久しぶり~元気してた?」元気だけど誰?全然思い出せない。とりあえず愛想良く「久しぶり~」と返してみる。
必死に思い出そうとするがダメ。こう見えても記憶力だけはいいのに…。「ちょっと痩せた?」とか言われながら一緒にお風呂入ってるんだけど思い出せない。プレイすれば思い出すかなと思ったけど、イッた後も全然思い出せない。とうとう私もヤキが回ったかな…と思いつつも勇気を出して「いつごろ来ましたっけ?」と聞いてみた。
すると笑いながら「ごめん!はじめてなんだ!本指のフリして来て女の子のドギマギする表情見るのが好きなの!」だって(笑) ヤキはまだ回っていなかったらしい…。「久しぶり~」とか言って話合わせてた私、超恥ずかしい~!久々に赤面しました…。
【7】アホなスカウトマン
風俗店には、よくスカウトマンが来る。もちろん客のフリをして来て、女の子を引き抜くのが目的。だから私みたいな人気嬢を指名する(笑) もちろん引き抜きは禁止行為で、一発出禁のレッドカード。なので、スカウトマンもすぐには正体を明かさずに、こちらの様子をみながら駆け引きをする。
ある日、見るからにスカウトマンって感じの客が来店。ホスト風の雰囲気、テカテカのスーツ、高級時計…すぐにそれと分かる。案の定「どうしてこの仕事してるの?」「稼げてる?」みたいな話に。服すら脱ごうとせずに、永遠に会話だけ。これもスカウトマンならでは。
最後の方で連絡先聞いてきて「いい店あるよ」みたいな事を言ってきたから、これで確定。帰りの「お客様お上がりになります」のコール時に、フロントの男子従業員に隠語でスカウトマンである事を伝える。結果、出入禁止に。私をスカウトしようなんて、10年早いわよ♪
【8】ラジオ体操フェチ
ここからの【8】【9】【10】は人から聞いた話。
同じ店の女の子から聞いた話。その子の常連の太客で、プレイを一切せずに女の子にラジオ体操をひたすらさせて、それを見てオナニーする客がいるんだって(笑) わざわざスマホであの「ラジオ体操第一~♪」って曲を流して、曲に合わせて手をシコシコ動かすんだって(笑) 想像すると、かなりウケルでしょ。
毎回、最後の深呼吸のところで、猛烈に手を動かしてそこでフィニッシュするらしい。ホント、色んな人がいるよね~。120分とかのロングコースで入って、1発目をラジオ体操、2発目をストレッチ体操でイクんだってw まあ女の子は楽だし、可愛いもんよね。愛すべきバカって感じですね(笑)
【9】ウルトラスーパー早漏くん
これも同じ店の女の子から聞いた話。新規で入ってきて、なんと60分で11回射精した客がいたんだって。しかも、けっこうイケメン。天は二物を与えずってやつですね。
その発射ぶりがまた凄まじくて、服を脱がそうとしたら射精、乳首を洗ってたら射精、アソコを洗ってる時に射精、お風呂の潜望鏡で射精、ベッドに戻ってキスの最中に射精、アソコにキスしただけで射精、って感じで数秒でイッちゃうんだって。
コンドーム付けようとしたらイッちゃったから、仕方ないからその客だけは自分でゴム付けるのを許可したんだって。いや~上には上がいるもんです。この人の奥さんになる人は大変だわね(笑)
【10】最後にとっておきの話
デリヘルで働いてる女友達から聞いた話。いつもと変わらぬ日、都内のラブホテルに呼ばれ、いつも通りにサービス開始。客は50代の初老の紳士。普段通りに2人でシャワーを浴びて、ベッドへ。
キスからはじまり全身リップ。そして69といつもの流れ。その時に客が「最後までしていいかな?」と言ってきた。指を3本立てている。3万円もくれるならいいかとOKして、そのまま本番。激しいエッチだったからか、そのままその子は眠ってしまった。しばらくして起きると客がいない!しまった…!でも後の祭り…。
まあ、プレイ代金は前払いで貰ってるからいいかと、帰ろうとした時、ヘッドボードに何かが見えた。そこにはなんと、300万円が置かれていた。その子はその金で借金(奨学金)を返済。風俗を上がったとのこと。世の中、何が起きるかわからない…。