グッジョブWOMEN編集部の沖田宗久です。
セクキャバとは「セクシーキャバクラ」の略で一言でいえば「おさわりOKのキャバクラ」です。
ただ、店によって「触っていい場所」「触っていい時間」「触り方」などがまったく違うので、働く側も遊ぶ側も色々と注意が必要です。
呼び方も色々あります。
東京近郊では「セクキャバ」と呼ばれることが多いですが地方では「パーティーキャバクラ」「お触りキャバクラ」「いちゃキャバ」「ツーショットキャバクラ」「お触りパブ」「おっパブ」「おっぱいパブ」「セクシーパブ」「ハッスルパブ」など色々と変わります。
しかも、どの業種も今の所、明確な定義がありません。
ここでは「キャバクラ以上、風俗未満」というこの新ジャンルの飲み屋さんについて解説していきたいと思います。
大きく分けて「ソフト系」と「ハード系」があります。
目次
【1】ソフト系セクキャバの仕事内容
女の子は脱ぐ事は一切なく、キスもＮＧなのがソフト系セクキャバです。
「いちゃキャバ」「パーティーキャバクラ」と呼ばれることが多いです。
店内はキャバクラと同じく照明も明るめで、オープンな雰囲気になっている事が多いです。
３０～４０分に１度の頻度で行われるダウンタイム（照明が暗くなり、セクシーな音楽が流れる）の間は、女の子はお客さんの上にまたがってハグをしなければいけませんが、触られるのは上半身のみで、しかも服の上からだけです。
ダウンタイム以外にお触りしたければ、別途チップを購入しなければならないお店（チップ制）もあります。
ソフト系セクキャバは、どちらかというとキャバクラに近く、色恋営業が盛んに行われています。
女の子はお客さんにピタッとくっつく「密着接客」が義務付けられているお店もあります。
キャバクラに近いので、グループ客・団体客もよく訪れます。
その際は、みんなで王様ゲームをやることもあるのですが、王様の命令（罰ゲーム）は「ひざ枕」や「服の上からタッチ」など予め決められており、その中から王様になった人が選ぶというシステムになっていることが多いです。
【2】ハード系セクキャバの仕事内容
女の子は上半身トップレス、生乳お触りＯＫ、キスもＯＫなのがハード系セクキャバです。
「おっぱいパブ」「ハッスルパブ」などと呼ばれることが多いです。
店内は間接照明で薄暗く、半個室になっている事が多いです。
接客中はもちろん服を着ているのですが、ダウンタイム中は上半身トップレスになり、生乳触り放題というお店が多いです。
下腹部を触らせるかどうかは、女の子の判断に委ねられている事が多いようです。
店によっては、お客さんの足の上に足を乗せたままの超密着接客を義務付けているところや、「オールタイムおさわりOK」をウリにしているところもあります。
オプションで、エッチなセクシーゲームが沢山用意されているお店も多いです。
お客はゲームをする度に、チケットを購入しなければならず、それが女の子の給料に反映される仕組みです。
ただ当たり前ですが、風俗ではないので、射精サービスは一切ありません。
お客さんのアソコを直接触らなければならないといった事もありません。
【3】セクキャバ豆知識
【3-1】法律上の立場
キャバクラと同じで風俗営業1号、ないし2号。
営業時間は19持位～深夜0時、または1時まで。
（朝までは営業できない）
【3-2】店内の雰囲気
薄暗い照明と派手な音楽が基本。
ソフト系店舗は照明も明るめでオープンスペースになっている事が多いが、ハード系になるほど照明も薄暗く、フロアも半個室のような状態になる事が多い。
女の子に合わせているので、店内の温度が高めに設定されている事が多い。
必然的に、男子従業員はみんな汗だく(笑)
【3-3】給料体系
「時給＋歩合」が基本。
スタート時給はだいたい3000～5000円。
地域にもよるがランキング上位の子などは、月に150～200万円ほどを稼ぎ出す。
給料日は店によって違うが、最近では日払いや週払いの店も増えている。
【3-4】服装
コスチューム or セクシードレスが基本。お店が無料でレンタルしてくれる。
クリスマスやハロウィンなどには、殆どの店でコスプレイベントが開催される。
私服で営業することは一切ないため、ファッションに自信がない子にはいいかも。
【3-5】ノルマ
キャバクラよりも過激なサービスが求められる分、ノルマは殆どないか、軽い店が多い。
同伴やアフターもキャバクラに比べれば少ないため、キャバクラから移籍してくる子も多い。
【4】ランパブとの違い
ランパブ（ランジェリーパブ）とごっちゃになっている人が多いのですが、決定的な違いが２つあります。
１つ目は、ランパブは接客中は、女の子はずっと下着姿でいなければならないということ。
２つ目は、ランパブの女の子は、一切体を触られないということです。
ランパブの仕事内容は、キャバクラとまったく同じです。
唯一違うのは、勤務中はずっと下着姿でいなければならないということのみです。
給料もそこそこいいので一見イイ感じなのですが、ずっと下着姿のためお腹が冷えやすく、体調を崩しやすいというデメリットがあります。
（それが原因でランパブを辞めたという女の子がいました）
店内の温度は女の子に合わせて、かなり高めに設定されているのですが、それでもお酒を飲んだりすると、体が冷えてしまうのでしょう。
ただキャバクラと違って、ランジェリーを見てるだけで満足するという客もいるので、キャバクラほど頑張って会話をしなくてもいいというメリットはあると思います。
（あまり必死になってトークをしているランパブ嬢を見たことがありません）
【5】まとめ
今回は「セクキャバ」についてまとめてみました。
「風俗みたいな性的サービスはイヤだけど、かといって話し上手でもない」
という女の子には、セクキャバはピッタリの職種かもしれません。
個人的にはセクキャバは完全に生殺しなので、あまり好きではないのですが(笑)、依存度はけっこう高いらしく、どっぷりとハマってしまう人も多いようです。
「できそうで、できない」
「やれそうで、やれない」
というギリギリのところが、いいのかもしれません。
しかし前述したように、この新ジャンルに関しては業種ごとの明確な定義がまったくないので、働く際には、お店の人にしっかりと質問してくださいね。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました！