グッジョブウーマン編集部の沖田宗久です。
「パネマジ」とは「パネルマジック」の略で、手品のように美しく加工された人物写真のことを言います。
世間的には、風俗店が客を騙して利益を上げるためだけにやっていると思われていますが、半分は女の子を守るためにやっています。
誰もが写真を保存・拡散できてしまう時代ですから、身内に見られてもバレないくらいの加工がどうしても必要になってくるのです。
遊び慣れた男性であれば、風俗店の店頭に置いてある宣材写真と実物の女の子はどれくらい違うものなのか?ということは把握していると思いますが、女の子側はまったく知らないと思います。
今回は、中国人の方の写真を参考までに加工したので、そのイメージを掴んでいただきたいと思います。
目次
【1】パネマジ度100% 援デリ業者
援デリ業者とは、出会い系サイトやSNSなどを使って集客している完全にモグリのデリヘル業者のことです。
リピーターをまったく期待していないので、集客方法もムチャクチャになっています。
実際に働いている女の子の写真を使っている業者は皆無で、ほぼ全ての業者が、まったく別人の写真を使っています。
日本人の写真を使うと本人にバレた時にリスクがあるので、台湾人とか韓国人のグラビアアイドルの写真を使っています。
わずかな期待を込めて待ち合わせしたことが何度かありますが、どれも会った瞬間に、ガッカリを通り越して大笑いさせていただきました(笑)
加工ではなく、まったくの別人の写真を使っているということで、援デリ業者には悪意しか感じません。
【2】パネマジ度90% 高級ソープ
店にもよりますが、高級ソープの場合、だいたい上記くらいのパネマジ度合いになります。
サービス内容が内容だけに、親兄弟が見てもわからないほどの加工が施されています。
体型に関しても、胸を大きくしたり、ウエストを細くしたり、足を長くしたり、小顔にしたり、ありとあらゆる事をやります。
極々稀に無修整の子もいますが、ホクロ・アザ・タトゥー・手術痕など、本人を特定できる特徴に関しては必ず修整されます。
HPを見てみると分かりますが、みんなアイドル並みのルックスをしています。
ホントにそんなルックスをしていたら、アイドルになれちゃいますからね(笑)
【3】パネマジ度80% 高級デリヘル
【2】と【4】の中間くらいのパネマジです。
ジャンル的にHP等でそれなりの高級感を演出する必要がありますから、どうしてもそこそこの修整が必要になってきます。
特に最近の高級デリヘルは、好景気の影響もあってか料金も高騰していて「2時間10万円」とかザラですから、予算的にも余裕があるのだと思います。
中には、修整を施してからモザイクをかけている店などもあり、非常に手が込んでいます。
フォトショップなどの写真加工ソフトも日々進化しています。
最近では、AI搭載の全自動画像処理ソフトなども発売されていたりして、より自然に、より手軽に加工ができるようになってます。
今まで、プロにお願いしていたものが、素人が簡単にできるようになっているのです。
話が少しズレました。
高級デリヘルの場合は、写真と実物が違うにしても「雰囲気が違う」というだけで、ハズレな女の子が来ることは殆どないと思います。
【4】パネマジ度70% 普通のデリヘル
普通のデリヘルであれば、上記くらいのパネマジです。
感覚的にいえば、10点満点で4~5点くらいの女の子を7~8点くらいまでに引き上げる感じです。
身内バレしたケースなども想定して「否定もできるが、肯定もできる」という微妙なラインに仕上がっているのが特徴です。
お客さんからしても、本人をベースに微妙に加工された写真であることが確認できるため、ギリギリ許容範囲内に入るのだと思います。
デリヘルは会った瞬間ガッカリすることも多いですが、それでもリピーターになってしまう事があるから不思議です(笑)
【5】パネマジ度60% 一般的なソープ
【4】と【6】の中間くらいのパネマジになります。
大衆ソープの場合、高級感よりもむしろ庶民的な雰囲気や日常的な会話が求められることが多いので、修整もそこまで極端なものではありません。
撮影時の衣装も、高級ソープの場合は「高級ドレス+セクシーランジェリー」が暗黙の了解だったりしますが、大衆ソープの場合は店の制服だったり、カジュアルな私服でOKだったりします。
そしてこれはどの風俗店にも共通して言えることなのですが、女の子本人が希望すれば、ゴージャスなパネマジにしてくれます。
たとえば地元で働く子などは、店頭に並ぶプロフ写真すらも詐欺的なパネマジ写真にする場合があります。
【6】パネマジ度50% イメクラ
イメクラになると、上記ほどの比較的ソフトなパネマジになります。
イメクラに来るお客さんは、文字通り「イメージ」を大事にしているので、店側もお客さんがガッカリするような大胆な写真修整は行わないようです。
またイメクラの場合、風俗嬢の質と同じぐらいプレイ内容やコスチュームの種類が重視されるので、そこまで風俗嬢の写真の質にこだわっていないというのもあるかもしれません。
なので「修整」ではなく「補正」といったレベルの加工にとどまります。
【7】パネマジ度40% 回春エステ
回春エステ(回春マッサージ・メンズエステ)くらいになってくると、イメクラよりもさらにソフトなパネマジになります。
ルックスよりもマッサージのテクニックやヒーリングの技術が重視される業界なので、そこまでのパネマジが行われていないのです。
ただ例外があって、海外系のエステ、特に出張の韓国エステなどは、恐ろしいほどのパネマジが行われています。
パネマジというか、援デリと同じく勝手にアジア圏のグラビアアイドルの写真を使っていたりします。
それらは、電話BOXに貼ってあるチラシ等でも確認することができます。
【8】パネマジ度30% ヘルス
ヘルスのパネマジ度は、30%と意外に低いです。
金額的にも安いので、あまりに美形な女の子の写真を掲載しておくと、店自体が怪しく見られるというのもあると思います。
また、店舗型ヘルスなどは、放っておいてもジャンジャンお客さんが入ってくるので、無理して写真を修整する必要などないのでしょう。
老舗店舗のベテラン嬢などは、10年以上前の写真を掲載している事が多々ありますが、本人なのでまあ許容範囲内なのでしょう(笑)
【9】パネマジ度20% オナクラ
オナクラ(ハンドサービス)のパネマジ度は非常に低いです。
なぜなら、オナクラの男性客が求めているのはゴージャスな雰囲気でもセクシーなポーズでもなく、素人の女の子の新鮮なリアクションだからです。
そのため、美形であることよりも「素人感」「若々しさ」「初々しさ」「清純さ」「素朴さ」「真面目さ」といったものが求められます。
僕もオナクラは、まだ数十回程度しか行ったことがありませんが、過激な修整をしている店というのは見たことがありません。
【10】パネマジ度10% ピンサロ
全風俗中、最もパネマジ率が低いのは、ピンサロになります。
ピンサロの場合も、やはり求められているのはルックスではなく、手コキ&フェラのテクニックだからです。
店内も薄暗く「抜ければいいや」というお客さんが多いのも関係しているのかもしれません。
ピンサロに写真見学に行くと、未だに「チェキ」などのポラロイドカメラで撮った写真を並べている店があります。
ポラロイドカメラは修整ができないため「パネマジなしですよ」「実物ですよ」という証明になるからです。
また大型店舗などは、毎日体験入店の女の子がいたりするので、いちいちスタジオなどで撮影したり、加工している時間がないという事情もあるのでしょう。