グッジョブWOMEN編集部の神村安治です。
風俗業界の中でも謎が多いとされている、ピンクコンパニオン。
今回はその仕事内容や給料などについて、私の知っている限りお話していきたいと思います。
目次
【1】ピンクコンパニオンとは?
一言でいうと、温泉街で酒の席を盛り上げたり、エッチなサービスをしたりするコンパニオンのことです。
(京都などの芸者遊びとは全然違います)
■スーパーコンパニオン
■スーパー温泉コンパニオン
■スーパーピンクコンパニオン
関東周辺では、石和温泉、白子温泉、鬼怒川温泉、伊香保温泉、伊豆長岡温泉などがピンクコンパニオンの勤務地として有名です。
お客は主に、社員旅行などで来ている男性の団体客になりますが、まれに1人旅で来ている客にマンツーマンでサービスすることもあります。
女の子は置屋(おきや)とよばれる待機所に待機し、そこで寝泊まりもします。
都会から出稼ぎ風俗で行く子が多く、ほぼ全寮制になります。
お座敷の予約が入れば、お客の要望に応じたコスチュームを持参して、ホテルの宴会場まで出向きます。
よくオーダーされるコスチュームは、だいたい以下のようなものです。
着物
浴衣
ナース
メイド服
OLスーツ
チアガール
セーラー服
バドガール
ミニスカート
バニーガール
AKB48風衣装
チャイナドレス
シースルー下着
ミニスカポリス
【2】仕事内容について
仕事内容は主に2つ。
宴会(お座敷)を盛り上げることと、その後の性的サービスです。
まずはお座敷ですが、酒席での宴会芸は、ハッキリ言って過激です。
僕自身、間近で見たのは数回ほどで、人づてに聞いたものが多いのですが、中には「本当にこんな事が行われてるの?」というような目を疑うようなものまであります。
代表的なものは以下です。
野球拳
女体盛り
ワカメ酒
混浴風呂
全裸相撲
全裸習字
マッサージ
全裸カラオケ
全裸プロレス
全裸風船バレー
セクシーダンス
全裸パターゴルフ
全裸ツイスターゲーム
コスチューム生着替え
etc…数知れずです。
新人や若い子などは、ただお酌をしたり、お客に触らせてるだけとかの子もいますが、ベテランキャストになってくると、上記のような過激な宴会芸を自らやります。
置屋によっては、
「口の周りのビールの泡は、舐めてあげること」
「おつまみ等は、口移しで食べさせてあげること」
「ビールを注ぐ時は、瓶ビールを胸に挟んで注ぐこと」
などのマニュアルがあるところまであります。
そして宴会の後は、二次会でカラオケに行ったり、お客の部屋 or ラブホテルまで行って、そこで性的サービス(ゴム有りセックス)をします。
キャバクラと風俗が合体したような、まさに何でもありのスーパー接客業といえます。
【3】お給料について
これだけの過激な仕事内容ですから、どのくらい稼げるのか?というのは気になるところです。
給料は、日給制のところが殆どのようです。
その日にまったく仕事がなくても日給の保証があります。
ただし、これは1万円ほどです。
宴会芸はオプションになっている事もあるので、何か1つ芸をやる度にプラスで貰えることもあります。
延長、二次会、性的サービスは全てオプションで、こちらは完全に別途手当てが発生します。
お客は、1人当たり10万円ほどの花代(遊び代)を払うこともザラにあるので、その内の3~4割程度が女の子に入ります。
3~4割というのは少ないと感じた方も多いと思いますが、その分、寮費がタダ同然だったり、3食が付いていたりします。
女の子にもよりますが、繁忙期は1ヶ月で100万円程度、閑散期でも50万円程度は稼げるようです。
【4】求人募集について
さて、問題の求人募集ですが、実はあまり募集していません。
ぶっちゃけ法律上は、いつ公然わいせつ罪で逮捕されてもおかしくない職業なので、公に募集できないのでしょう。
案の定、ネットで検索しても、殆どHITしませんでした。
では、どうやって女の子を集めているのかというと、各風俗店の店長経由、もしくはスカウトマン経由なのです。
私のところにも昔よく、そういう営業マンが来ていました。
各風俗店の店長は「人気がなく、かつ多額の借金を抱えている女の子」だけに声をかけます。
入店が決定すると、女の子は100万円程度のお金を前借りできるからです。
なので、特に店に多額の借金をしている女の子などは、声がかかったりします。
【5】スカウトマン経由の場合
最近は、スカウトマン経由で温泉街に出稼ぎに行く娘も増えてきました。
しかし当然ですがスカウトマン経由で入店すると、女の子の稼いだ金額の1割程度は、その女の子が働き続ける限りスカウトマンに入ります。
その分、女の子の給料が減額されている事もあるので、注意が必要です。
借金があって行くと、全ての借金を返すまでは戻ってこれないのが普通です。
自分から志願してやる子は殆どおらず、また実際に行った子の話を聞いても「もう行きたくない」と言う子が殆どなので、あまり良い職場環境とはいえないのでしょう。
正直、胸を張ってオススメできるものではないというのが、僕の本音です。
それでもやるという子は、それなりの覚悟をもってお願いします。
スカウトマンについては、以下記事でも注意喚起しています。