水商売を始める前に必ず読むコラム

美人ホステスが乾杯

グッジョブウーマンの滝川可憐です♪
今回は、水商売の酸いも甘いも見てきた私が、夜の世界で働こうとしている女性に向けて「これだけは知っておいてほしい」という事を並べてみました。

目次

【1】お店の規則の確認

送迎代、ヘアメイク代、レンタルドレス代などの雑費を確認するのは当然として、罰則・罰金は必ず確認した方がいいわ。
というのも「当日欠勤2万円」「無断欠勤4万円」みたいなルールを密かに設定している悪質な店舗があるからなの。

辞める意思を伝えずに勝手に飛んで、1ヶ月後に数十万円単位の罰金を請求されたなんていう笑えない話も実際にあるわ。
夜の世界だからって安易に考えず、辞める時は必ず担当者にその意思を伝えるようにしてね。

【2】税金についての確認

給料の計算方法や支給日などを確認するのは当然だけど、「税金」についても必ず確認してほしいわ。
よくあるのが、給料から所得税や住民税なんかを源泉徴収してるクセに、実際には税務署に納めていなかったというトラブル。
これをやられると、女の子は二重払いするハメになるの。

給料から所得税や住民税を源泉徴収している場合は、雇い主は毎年1月31日までに前年度分の源泉徴収票を発行しなければならないと法律で義務化されてるの。
(退職した場合は、退職日から1ヶ月以内に発行)

源泉徴収票っていうのは上記のような「平成●●年分 給与所得の源泉徴収票」って書かれてる用紙のことよ。
源泉徴収されていない場合は、毎年3月15日までに前年度分の所得を確定申告する必要があるから覚えておいてね。

【3】金品の盗難について

夜の世界のロッカールーム(更衣室)は、財布がない、時計がない、洋服がない、なんてのは日常茶飯事。
これは本当に声を大にして言いたいのだけれど、ハッキリ言って盗まれてイヤなものは持っていかないことよ。

水商売っていうと高級ライターで火を付けるイメージがあるけど、そんなのすぐに盗まれちゃうから100円ライターで十分。
時計やアクセサリー類は、肌身離さず身に着けておくこと。

洋服やバッグ類も、鍵がついてるロッカーに入れるのならいいけど、むきだしのハンガーとかにブランド物のジャケットなんかをかけておくと、すぐに盗まれちゃうから気をつけてね。
どのお店にも、1人や2人は手癖の悪い女がいると思っていた方がいいです(汗)

【4】金銭の貸し借り


夜の世界に限らず、友達同士のお金の貸し借りは厳禁よ。
返済が滞った場合、友達関係が破綻してしまうわ。
お金を貸すのは「友達ではなく、しかもそのお金が返ってこなくてもOK」と思った時だけにしてね。

それから、繁華街には今もヤミ金業者が沢山いるわ。
彼等は電話一本で駆けつけてくれて、名刺一枚でお金を貸してくれたりするけど、トイチ(10日で1割の金利)やヨクイチ(翌日に1割の金利)みたいな暴利を貪っているから絶対に関わらないようにしてね。

【5】お金儲け系の話

もしあなたが水商売である程度成功した時は、ほぼ確実にお金儲けの話が来るわ。
「詐欺師は笑顔で近づいてくる」なんていうけど、あれは本当ね(笑)

世の中には本当に悪い人達がいる。。。
特に楽して稼げちゃった人は、金銭感覚が確実に麻痺してるから要注意。

彼等は以下のような甘い言葉で近づいてきて、あなたにお金を出させようとするけど、たぶん9割以上は損するからよーく覚えておいてね。
そもそも「絶対」なんかあるワケないのにね。

詐欺師の甘いささやき

絶対に値上がりする株がある
確実に儲かる仮想通貨がある
超高利回りの金融商品がある
倍返しするからお金を貸してほしい
儲かる商売があるから投資してほしい

【6】風紀について


風紀とは水商売用語で、女の子がその店の男子従業員(黒服・ボーイさん)と恋愛関係になってしまうこと。
「あの2人は風紀してる」みたいな使い方をするわ。

男と女だから仕方ないんだけど、実はどこのお店でも禁止されているの。
場合によっては、50万円とか100万円とかの罰金を男女両方に課しているところもあるわ。
これは、風紀の噂が広まれば客数は減るし、結婚して2人同時に辞められたら困るからよ。

でも中にはタチが悪い店があって、黒服が女の子を色恋管理(男女の関係になって支配的に管理すること)しておいて、用がなくなったら罰金請求したりとか…。
男子従業員とは、とにかく絶対に付き合ってはいけないわ。

【7】ホストについて

同じ店の女の子と仲良くなればなるほど、ホストクラブに誘われる機会が多くなると思うわ。
これはホストが店全体の売上を伸ばすため、自分の客に「友達を連れてきてくれない?」とお願いしてるからなの。

いつも接客していると「たまには接客される側になってみたい」と思うのは仕方がない事かもしれないけど、ホストクラブだけは本当にオススメしないわ。
たっくさん見てきたけど、私の知ってる限り、ホストと付き合ってハッピーエンドになった人は1人もいないわ。
ホストクラブに通って残るのは「借金と後悔」だけだと声を大にして言っておくわ。

気を付けたいのは、ホストに対するイメージが悪い人ほど、ハマりやすいということ。
そういう人は行った時に「あれ?意外にみんな良い人で、面白いじゃん」ってなるの。
逆に、行く前に期待しすぎてる人は「あれ?こんなもん?」みたいな感じになるからハマリにくいのね。

【8】裏カジノについて


2016年に「カジノ法案」が成立して、近い将来日本にもカジノができるみたいだけど、まだ建設予定地すら決まってないみたいね。
でも、裏カジノは昔から全国の繁華街にあるわ。

摘発を逃れるため、短い期間で引越ししたりするけど、歌舞伎町とかならたぶん常時10店舗くらいはあると思う。
しかも、その半分くらいの店舗でイカサマが行われてるの。

特にバカラはトランプを出すシューターが進化していて、素人でも簡単にイカサマができるようになってるらしいの。
大勢の人がいて賑わっているような店はまともだと思うけど、閑散としている店は高い確率でイカサマカジノよ。
まあ、まともな店だったとしてもカジノは確実に損するし、客も逮捕される事があるので行かない方がいいと思うわ。

【9】同業者との付き合い

どこのネオン街でも水商売同士の「同業付き合い」があるわ。
同業付き合いとは、ホストはホスト同士、キャバ嬢はキャバ嬢同士、サパーはサパー同士で、お互いの誕生日や周年パーティーなどに顔を出し合うことね。
特にホストは、自分の誕生日に多くの有名ホストが来店したり、スタンド花を贈られることがステータスになってるから、積極的に同業の友達を作ろうとする人もいるわね。

でも私的には同業付き合いは、あまりお薦めしません。
一番の理由は、金銭的に損だから。

たとえば、お互いの誕生日にドンペリを入れ合うのは定番だけど、自分が行く際には10万円ほどのお会計になるけど、入れてもらった時に自分の懐に入ってくるのは半分程度。
人気が出たり、チーママとかになったりするとどうしても交友関係が広くなるけど、あまり広げすぎても得なことはないと覚えておいてほしいわ。

【10】辞め時について


水商売をはじめたばかりの頃は、色々なストレスより高収入を得ることの快感の方が遥かに上回ると思うわ。
でも、年齢と共に徐々にストレスも大きくなり、給料と共に快感も減っていく。
「辛いな」「辞め時かな」そう思った時は、水商売の辞め時よ。

人は、常に脳内で描いたイメージに向かって突き進んでいくっていうわよね。
だから、水商売をはじめる時は、必ず目標を立ててほしいの。

たとえば、
「3年間で3千万円貯金して、旦那さんを見つけて辞める」
とかね。

目標もなしにダラダラと続けているお姉様を見ると、正直やるせない気持ちになります。
水商売は、一生やる仕事ではないわ。
「いつ辞めるか?」を考えてから、はじめるようにしてね。
(最後にいいこと言った!笑)

楽天336-280

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